比叡山延暦寺・伏見稲荷・平等院




比叡山延暦寺(東塔・西塔・横川)を巡拝


滋賀県唯一の世界遺産であり、多くの宗派の開祖を排出した聖地。3つに分

かれるエリアには国宝の本尊、修行体験、元祖おみくじなど多彩な魅力が・・




東塔 ・ 根本中堂→伝教大師最澄の自作と伝わる本尊 薬師如来を祀る(国宝)




延暦寺の中心で総本堂の根本中堂。ご本尊や法灯

がちょうど参拝者の目線にくる構造が特徴的




大 講 堂→僧侶の学問修行の道場で大日如来を本尊として祀る             



比叡山は大きく三塔(東塔・西塔・横川)の地域に分けられ、総称して比叡山延暦寺という



法華総持院→慈覚大師円仁による創建を始まりとし、全国に6か所ある宝塔を統括する

         東塔や先祖回向の道場・阿弥陀堂のほか、灌頂堂、寂光堂で形成される




浄土院(伝教大師御廟)                  東 塔



1200年の時を刻む、天台宗の総本山 日本仏教発祥の聖地



西塔 ・ 釈 迦 堂 →最澄自作の釈迦如来像を本尊として祀る



文殊楼→表参道の総門の役目を果たす楼門 楼上に本尊

の文殊菩薩を祀り、学業成就のご利益があるといわれる




法然、親鸞、日蓮など一宗の開祖らが若き日にこの地で

修行したことから日本仏教の母山とも称される




横川中堂→ 慈覚大師円仁により開かれ、源信・親鸞・日蓮・道元などの名僧が修行



横 川 中 堂→堂内には本尊の聖観世音菩薩が安置されている



根本如法塔→円仁が法華経を写経して納めた多宝塔   元三大師堂→おみくじ発祥の地 。



伝教大師最澄が開山してから1200年が経ちました



国宝殿→宗祖伝教大師最澄の直筆のほか、

重文の薬師如来坐像や不動明王二童子像等々






伏 見 稲 荷 

私たちにとり身近な神社といえる お稲荷さん、全国に3万社あるといわれその総本宮が伏見稲荷大社

御祭神である稲荷大神がこの伏見稲荷山に鎮座された奈良時代から数え、平成23年に御鎮座1300年

を迎えました。
人々の篤い信仰心によって「衣食住ノ太祖ニシテ萬民豊楽ノ神霊ナリ」と崇められ、五穀

豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神として、全国的に広く信仰されている。       
 。   
        
 。

外国人に人気ナンバーワンと言われる伏見稲荷大社



応仁の乱で消失した後に明応8年(1499)に再建された五間社流造りの本殿。 重要文化財



二月の初午に稲荷山へお参りすることを「福参り」をいいます。

都の東南にお鎮まりの神様は人々に福を授けると信じられている





天生17年(1589)に豊臣秀吉が造営されたと伝わる楼門



願い事が通る或いは通ったお礼の意味から、鳥居を奉納する

習慣が江戸時代に広がり現在は約1万基の鳥居が参道に




稲荷大神の使いはきつねとされてます、野山に居る狐ではなく我

々の目には見えません。そのため白(透明)狐といって崇めます




おもかる石 → 願い事をし石を持ち上げ、予想していた重さよりも軽ければ願い事が叶うといわれている


奥社奉拝所    祠やお塚を巡るお山めぐりへも





平  等  院  。

平等院は永承7年(1052)、関白藤原頼通によって父道長の別荘を寺院に改め創建されました

その翌年の天喜元年(1053)に阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂が建立され、その建物が現在

鳳凰堂と呼ばれている、経典に描かれる浄土の宮殿をイメージした、優美で軽快な建物です。






庭園は浄土式の借景庭園として史跡名勝に指定、現在鳳凰堂周辺の州浜・平橋・反橋が整備



ミュージアム「鳳翔館」→平等院の宝物を中心に展示。最新技術を駆使した再現映像による展示も行っている




鳳凰館には梵鐘、鳳凰一対、雲中供養菩薩像26体をはじめ様々な宝物類が・・



平安時代の多くの文化財が伝えられ、特に11世紀の仏像群としては唯一伝来する、雲中供養菩薩

52躯は、いずれも雲に乗り様々な楽器を奏で舞うなど、伸び伸びと繊細に彫りあげられています







極楽浄土の宮殿をモデルにした鳳凰堂は、中堂・左右の翼廊・尾廊からなる。堂内には定朝

の作の阿弥陀如来坐像をはじめ雲中供養菩薩像52体、9通りの来迎を画いた壁扉画など・・




風光明媚な所にて平安貴族に愛され「源氏物語」の宇治十帖の舞台